2013年6月26日水曜日

思いをカタチに

今日はテーマ別研修で「ビジネスマナー」をテーマに行いました。講師は石田真紀さんという元日本福祉大学の職員(卒業生でもあり、石井先生がひかりのさとのぞみの家の施設長だった時に実習にいらっしゃったことがあるそうです)の方にお願しました。

人は誰でも、受け入れてもらいたい、自分の良いところをほめてもらいたい、特別な存在と認めてもらいたいという欲求があり、それに配慮したコミュニケーションを行うことが人間関係を円滑にする方法だということでした。
思っているだけではなく、言葉や動作、行動でカタチにして表現しないと伝わらない。


東日本大震災の時によくみたACジャパンの「こころは誰にもみえないけれど、心遣いはみえる」のCM[も引用して説明してくださいました。懐かしいし、胸にきます。
ただこの詞は抜粋だそうです。全文はこの通りです。

行為の意味 
  宮澤章二

-あなたの〈こころ〉はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも〈こころ〉は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに〈こころ〉はだれにも見えない
けれど〈こころづかい〉は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の〈思い〉は見えない
けれど〈思いやり〉はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
〈心〉も〈思い〉も初めて美しく生きる
-それは 人が人として生きることだ


積極的にカタチにして伝えていきましょう。

2013年6月20日木曜日

支援の振り返りの話し合い

今日は権利擁護委員会でした。
昨年度末に行った権利擁護アンケートについて、ひかりのさとのぞみの家の担当者から取り組みの報告がありました。
ケア会議において、アンケートで意見の割れた項目(呼称や対応のあり方)について話し合いを行ったそうです。
1回目は参加者全体で話し合ったものの十分に討議できなかったため、対応のあり方(「言葉で意思表示されない利用者の対応を後回しにする」、「『ちょっと待って』という」、「介助するときに『よっこいしょ』という」など)を取り上げた2回目のケア会議では、3,4人ずつのグループに分かれてディスカッションを行ったそうです。参加者全員の意見を拾うことができ、支援の振り返りもできて、とてもよい話し合いができたようです。
支援のあり方を振り返ることはとても大切です。1人で反省しているだけでは気がつかない視点も、他者と話し合うことで、多くの視点から振り返ることができます。
とてもよい取り組みの報告をありがとうございました。

2013年6月19日水曜日

任されて育つ

今日は部長点検。ひかりのさとのぞみの家から始まり、愛光園ひかりのさとファーム、まどかにお邪魔し、貴重なお話を伺えました。
まどかでは、鹿塩という作業棟の大改修工事が予定されています。鹿塩にある織物プログラムの器械や材料、その他の物品を別の場所に移したり廃棄したりしなければなりません。その担当を3年目の若手職員2名が担ったそうです。もちろん2人ともそのような経験はありません。検討するのに多くの時間がかかったり、他の職員の応援を求めず担当者だけで引っ越しをする日程を組んだりしていたそうです。
そのたびに、先輩が不備な点を指摘しアドバイスをしたり、「担当者だけで引っ越してはみんなの鹿塩にならないので、みんなで協力して『みんなの鹿塩』にしよう」と事業所長や副所長からアドバイスを受けて計画を変更したりしたそうです。現在は週末に織物の器械を運ぶだけの状態になっているというお話で、午後に実際に鹿塩に伺うと、すっかりきれいになっていて、こんなに広かったっけ?と思うほどでした。
ものごとを任されるということは成長にとってとてもよい機会です。彼女たちもまた一つ成長したと思います。お疲れ様でした。

2013年6月17日月曜日

連携の大切さ

金曜日、法人内部の重症心身障がいの方の地域生活支援の検討会がありました。
地域での24時間の生活を支えるのは、1人だけでも、1事業所だけでもできません。
日中活動・ケアホーム・ホームヘルプ・相談事業・ご家族・行政・・・。関係者が協力しあわなけえればなりません。
「通所の事業所なので、日中のことだけ知っていればよい」「ケアホームなので夜間の支援だけ」ではすみません。
昼間の活動が夜間の体調に現れますし、夜間眠られたか等が日中に影響してきます。
今日出された話題でも、ケアホームで発熱した人がいて、その原因を考え、通所先とも相談すると、昼間の水分摂取が少なかったのではないかということで、水分を補給をして見守ると熱が下がったということがあったそうです。
ご本人の24時間の生活を見据えた上で、それぞれの役割を果たすことが求められるというか、見据えた上でないとそれぞれの役割が果たせません。

今日は改めて連携の大切さを感じました。

「よき支援者であるために」8.  私は、連携を大切にします。自分ひとりでできることは限られています。支援にかかわるチームの一員として、目的を共有し、自分の役割を全うするとともに、関係者への報告・連絡・相談を怠りません。

2013年6月11日火曜日

草刈りボランティア

8日(土)9日(日)に暑い中ボランティアさんが草刈りをしてくださいました。
職員も勤務外で手伝ってくださいました。
駐車場までなかなか手が回らず草の生え放題だったのですが、きれいになりました。
ありがとうございました。

2013年6月5日水曜日

防災イベント

6月2日(日)防災イベントを行いました。

福祉施設での防災は、現利用者はもちろん、地域の災害弱者、さらに施設近隣の方への支援が求められます。また避難などでは支援をお願いしたいこともあります。

地域の方の参加を得て、防災訓練の取り組みの紹介や、消防署のご協力で消火器訓練、新しく買った「まかないくん」(1度に300食炊けるそうです)による炊き出し訓練を行いました。

防災訓練の総会は、訓練の様子をビデオに撮影して上映。図上演習を行っているところもありますし、毎月訓練を実施しているところもあります。

消火器訓練では水消火器でやってみるということで、近所の子どもたちを含め、多くの方に参加してもらいました。



 
炊き出しは、ご飯と味噌汁を担当者で作りました。200食分でしたが、普通の炊き方とは少し異なっていて結構力がいるので大変です。しかし時間的にはあっという間に炊けるのですごいです。味も良かったです。
 
炊いたご飯からおにぎりにするのは参加していただいた方たち。お椀とラップと塩とで作ってもらいます。大小いろいろできていました。
 
楽しみながら防災に知識を得るよい機会だったと思います。
担当者の方ありがとうございました。
 
地域と共に安心した街づくりをしていきたいと思います。